家庭血圧に関する研究

研究課題名

垂水市在住一般住民における前向きコホート研究参加者への継続的な家庭血圧測定の実施と生活習慣のモニタリング

研究の目的及び意義

垂水市在住一般住民のうちですでに前向きコホートに参加している住民を対象として、家庭血圧測定および活動習慣測定(活動量計)、食事習慣測定(ナトカリ計)、睡眠状況のインタビュー等を行い、家庭血圧値と生活習慣との関係を調査する。そして、個々人の家庭血圧と生活習慣の関係性から、個人最適な血圧管理、高血圧予防の方策を模索・実現することを目的としている。

長期的な家庭での血圧測定と生活習慣の測定によって、血圧に対する気温の影響や季節変動に伴う生活習慣変化の影響を検討することが可能となるため、どのような時期、要因にて高血圧が発症しやすいかを検討できる。そのため、短期的な血圧上昇を抑制するための新しい知見を検討することができ、安定した血圧管理の実現を目指すことが可能となる。

また、本研究の参加者は全員が前向きコホート研究に参加している方であり、加齢に伴う生活機能・身体状況・認知機能等がどのように家庭血圧値および測定頻度に影響しているかを検討することもでき、家庭での血圧測定実施のための指導や説明方法の策定にも大きな意義を持っている。

本研究は、オムロンヘルスケア株式会社との共同研究である。

研究対象(協力)者の選定方針

鹿児島県垂水市に在住している40歳以上の一般住民の中ですでに前向きコホート研究に参加している方。

研究の方法

研究デザイン

前向き縦断観察研究

主要評価項目

家庭血圧測定:朝晩2回/日、期間中継続(血圧値、測定時間、室温)
活動習慣測定:1か月×複数回/年(歩数、生活活動量、歩行活動量)
食事習慣測定:朝晩2回/日、1週間×複数回/年(ナトカリ比)

副次評価項目

生活機能・身体状況・認知機能等と家庭血圧値および測定頻度の関係

シェーマ

シェーマ

【評価・測定項目】
<家庭での測定>
<データ転送時の測定>

参加者への説明について

たるみず元気プロジェクトの報告会時に、鹿児島大学心臓血管内科医師より家庭血圧測定の重要性について、オムロンヘルスケアより正しい血圧の測り方の説明を行ったあと、鹿児島大学心臓血管内科医師により血圧管理教室への参加を希望される方への研究説明および同意書の取得を行う。

血圧管理教室

1回/2月実施される『血圧管理教室』に血圧計を持参いただき、血圧測定の結果をお返しするとともに、健康維持のための体操や栄養教室などを行う。また、活動量計とナトカリ計を用いて運動習慣と食事習慣の調査を行う。

運動習慣と食事習慣の調査方法

運動習慣調査 (活動量計HJA-750C, Omron, Kyoto)

腰部にクリップにて装着し、座位や通常歩行に加え、ゆっくり歩行や速歩、ジョギングなど、また、掃除、洗濯などのさまざまな生活活動も高精度に記録する。

食事習慣調査(尿ナトカリ計HEU-001F, Omron, Kyoto)

尿を少量入れて、尿中のナトリウムとカリウムの比(ナトカリ比、塩分と野菜や果物の摂取バランスを反映する)を測定する。